ジジジジジジ……
踏み入れたのは、絶え間なく頭に響くその音の世界。見慣れたはずのデス・シティーは、まるで違う風景に見えた。物はあるのに何もない。薄汚れた空に立ち込める空気はまるで死の淵へ導くようで、灰色の世界は不気味だった。霧に包まれて自分の居場所すら分からない。どこい向かっているのかすら分からない。何を求めているのか、何をしたいのか。
迷った俺の目の前に現れたのは少年だった。 少年は俺の心に残っていた最後の理性が生み出した俺なのかもしれない。どこまでも続く橋の上で、その俺は俺が何を選べばいいのか分かっているはずだと言った。大事なことを見つけたと。 それが何なのか自分では分からないまま、出口へと向かった。
急げ。急げ。偽りの皮膚を脱ぎ捨てろ。肉体の引力に従って歩け。その先が本当に俺が望むものなんだ。
……そして俺がたどり着いた場所は、狂気。
ジジジジジジ……
壊れたラジオの音に耳を傾けて、我慢することなんて何もない。否定するものは何もない。
そんな世界にやって来たパートナー。君なら来ると思っていたよ。古き秩序の崩壊。新たな世界の幕開けだ。



***


強い衝撃でも受けたかのように、マリーは右目を見開いた。しかし微かに記憶に残っている最後に見た暗闇とは正反対に、痛むほどの光が向けられていて反射てきに目を閉じてしまう。顔を庇おうと両手を動かそうとしたが、それが出来ないことい気付いた。両手が動かない。両手どころか身体が動かない。違う。動かせない。混乱する思考でなんとか平常心を呼び起こそうとするものの、状況が分からない焦りが募り、落ち着くはずもない。
だが、瞑っていてもまぶしいと感じるほどの光が突然に遮られる。 恐る恐る開いた目は焦点がうまく調節できず、ゆっくりとピントを合わせ……息が詰まった。視界に飛び込んできたのが、 今までにないぐらい近いせいで、驚きの声を上げることもなく飲み込んでしまう。誰なのか一瞬分からないぐらい、額が触れそうなほどの距離にある顔。
「……シュタ、イン……?」
「やぁ。目覚めたようだね」
へらっと笑ったシュタインが離れると同時に再び刺すような光が降りかかるが、頭上にあったライトのスイッチを弱めてくれたおかげで、やっと周囲を把握することが出来た。
ツギハギだらけの壁。薬品が並ぶ棚。天井からは血液のようなものが滴っている。薄汚れたこの部屋は、ツギハギ研究所の実験室だ。数えるぐらいしか入ったことはなかったが、鼻につく独特な匂いや、あまり長居したいと思わない空気は覚えていた。 だから部屋に実験台があって、あの光は手元を照らすための照明道具で、サイドテーブルにはハサミやノコギリ、注射器など使用方法を考えたくない物騒な物が置いてあるのを知っていた。ただそれ以上に得体のしれない不気味な雰囲気が漂っている。
この部屋の実験台に寝かせられた日には生きた心地はしないだろうと思っていたが、まさか実体験するとは思っていなかった。固い台の上で仰向けになって、両手両足はしっかりと金属で固定されている。抵抗することも出来ずに、横たわっている。
しかし思っていたよりも冷静な自分がまだいた。
「この拘束を外してくれる可能性は?」
「君の態度次第かな。でもしばらくはそのままかもね」
まるで死武専の廊下で話しているかのような、軽い調子で互いに言葉を交わす。
「このままでもなんでもいいわ。とにかく私はあなたを迎えに来たの」
「……うん。マリーは来ると思ってた」
「そうよ。だって私はあなたのパートナーだもの」
マリーが横たわる実験台に腰掛けるシュタインは困ったように笑ってマリーを見下ろす。マリーは冗談めいた笑いを浮かべてシュタインを見上げる。まるでいつもの様子と変わらない。
マリーの目的はシュタインを連れ戻すことだ。狂気に当てられ研究所から姿を消したシュタインを迎えにメデューサに会いに行った。もちろん勝算があってのことだが、さすが魔女は思ったよりも賢くて隙がない。そのせいで大事な生徒が傷つき瀕死の状態に。それを見た鎌使いの少女も我を忘れてシュタインに刃を向ける。彼女のパートナーである少年が必死に落ち着かせようとしていたが、怒りに身を焦がして聞く耳をもたない。しかし、その怒りに生じた一瞬の隙をついて割り込むことが出来た。マリーの能力はシュタインに全て知られていたために、隙をついて接近するしかなかったのだ。やっとの思いで、シュタインに流し込んだ癒しの波長。あとは連れ戻すだけだった。
ジジジジジジ……
蹲って背中を小さく丸めて、全てを遮断するかのように両耳を塞ぐ姿は、普段の彼からはとても考えられないくらい弱々しくて、心細いものだった。そんな彼を追い詰めるように鳴り続けるラジオを前に差し出した手。
とんでもない思い上がりだった。直接心に呼びかければ必ず連れて帰れると確信していた自分は、愚かだった。
『もう一度心に思い描いてみて。あなたの戻るべき場所を。きっと戻れる。だから……』
不快なノイズの音も消え、シュタインは確かにマリーの手を握った。しかし、狂気は思ったよりも深刻で、大きかったのだ。握った手からあふれ出た闇に、癒しの波長は飲み込まれた。そしてマリーは連れ込まれたのだ。
「あなたは戻れるわ」
「知ってる?この実験室ってただの汚い部屋に見えても、機能はそれなりにあって……」
「戻れるから、だから一緒に帰りましょう」
「これはね、ちゃんと息は出来るように調節できるんだ」
「シュタイン!話しを聞い……っ、か、は!!」
意味のわからない危惧の説明を始めたシュタインに苛立ちを覚え叫ぼうとしたとき……喉が潰れるかとお思うほどの圧力だった。
固い台に後頭部を強く打ちつけた。それだけでも頭の中で小さな星が見えたと言うのに、シュタインの右手がマリーの首を押さえつけている。 黙れと言うように。黙らせるために。外気から肺に送られるべき酸素が遮断され、呼吸困難に陥る。 防衛本能が身体を動かそうとするが、拘束が解けるはずがなく、指先だけがもがき、手首には金属の痕が残るだけだ。
「あ……ふっ」
「ちょっと黙ろうか。……状況を理解してないのか、それとも度胸があるのか。もしかしてここで何をされようと死なないから大丈夫だと思ってる?」
影のかかった冷たい視線で問いかけてくる様子は、どうみても尋常ではなかった。学生時代にも何度か同じようなシュタインを目にしていたが、あの時の比ではない。成長したのも原因の一つかもしれないが、今まで押さえてきた狂気が表れているその瞳のせいだろう。
生理的に流れ出る涙が視界をゆらす。頭の中に響くノイズが五月蠅い。
このままあと数十秒もすれば堕ちるかもしれないと思ったが、意識を失うまでには数分はかかると聞いたことがある。それに窒息死に限ったことではないが、筋肉が活動を終えたせいで括約筋などが弛緩して……姿は綺麗な状態ではないだろう。
もしこのまま死んだ場合、次はどういう状態でここに戻ってくるのだろうか。姿はリセットされると良いのだが……そんなことを寸前の意識の中で考えたとき、閉鎖されていた道が開いた。
「っはぁ!はぁはぁ……」
激しく上下する胸。解放された器官を通って、肺に酸素を送り込む。思考が停止して、酸素を求めて喘ぐことしか出来なかった。
泣いたせいで左目にしている眼帯が湿っている。顎から首にかけて生温かい液体が伝っていて気持ち悪い。自分の唾液だろう。さぞ見苦しい姿だろうが、恥ずかしいなんて思う羞恥心は死の淵を抜け出したことに到底及ばない。バクバクと五月蠅いほどに鳴る心臓が落ち着くには数分必要なほど、身体はまだ興奮状態だった。
だと言うのに、顔に触れた指の感触には、激しく打っていた鼓動が止まるかと思った。反射的に全身が強張ったが、予想に反してシュタインの指は、そっと涙をぬぐい、口の端から流れる唾液をふき取ってくれる。行動の意図が掴めない。
「大丈夫?」
首を絞めた本人が言うべきではない台詞をはくシュタインを、マリーはなんとか睨みつけ、息も絶え絶え跳ね返す。
「はぁ……っん……最っ低、よ……」
「だろうね」
苦しい。こんなにも苦しいのに、殺されたところでマリーはまた同じ目にあう可能性が何度もある。死んでも、またここに戻ってくる。肉体がないから死ねないのだ。
この世界は現実ではない。波長を合わせてマリーがシュタインの心に入っているのだ。二人の精神が接触している。時間の流れも永遠だ。現実では一秒にもみたない時間のなかを、この世界は泳いでいる。
ここはシュタインの精神世界。同時にこの世界の主はシュタインだ。だからシュタインの意思を持って出してもらわなければならない。今のマリーでは自力で抜けだすのは無理だろう。好き勝手に動くことは出来ない。どちらにしても、迎えにきたのだから、一人で戻るつもりは毛頭なかった。それにあっさり帰してもらえるとは思えない。
先ほどの戦闘でシュタインが『死んだはず』と幽霊でも見たかのような驚きを見せていたのには違和感を感じていたが、納得がいった。この世界でのマリーは死んでいるようだ。
望まぬものは排除される。デス・シティーも、研究所も、現実と変わりないように見えても、シュタインが望まぬものは消える。それなのに侵入してきたマリーを拒絶しなかった。消したくせに受け入れた。それはシュタインがマリーを必要としているからだ。こうやって実験台に張り付けられているのがその理由だ。
彼を突き動かすのは探究心。彼が知りたいのは、そのもの全て。だからシュタインはマリーを殺さないだろう。それは善意的な感情からではない。サディストの彼だからこそ、あっさりと実験対象を手放しはしないのだ。ゆっくりと慎重に、時間をかけて観察する。だからマリーが殺されることはない。
問題は一つ。現実世界に戻ったときにどれだけ自分を見失わずにいられるかどうか。
しかしマリーとしても、被害を恐れて黙って不安に埋もれているだけではない。なんとか回復した身体で深く呼吸する。しっかりと意識を保って。殺されないのなら、その時間はシュタインに呼びかけることが出来る時間でもある。途切れ途切れでも、呼びかける。
「あなたは……今までの世界に……不満を、抱いていたの……?」
「……マリー。頼むから、もうなにも聞かないでくれ。また同じような目にあうよ」
「黙って、ないわよ……あなたの、趣味に……付き合う為に、私は来たんじゃ、ないんだから……」
自分は随分と図太い神経を持っているのだと思った。殺されそうになったシュタインに向かって、こんなことが言えるなんて相当だ。いつ手が伸びてきて、首を押さえられるか内心では緊張しながらも、黙っているわけにはいかない。
負けるな。恐れるな。強くなるんだ。決して顔を背けてはならない。
それが例え彼の神経を逆なでする行為だとしても、ここで黙ってしまっては取り返しのつかないことになる。
「……俺はね、神の規律の中で罪悪感なく好き勝手やって来たんだ。不満があったわけじゃない……でも、何か違うんだ……」
この世界のシュタインは変わらない。どれだけ自分の世界に浸ろうと、暴力的になっても、悲しいぐらいに弱々しい姿のままだ。
シュタインは答えを探している。湧き出てきた罪悪感の正体がつかめないのだ。
しかし、その答えはマリーには、はっきりと分からなくとも、本人はすでに気づいているはずだ。だからこそ、こんなにも困惑しているのだ。何を選べばいいのか分かっているが、狂気が否定する。シュタインには、まだ戦う心が残っているはず……。
「君は俺に言ったよね。現実はまるでちっぽけな世界で、雲に浮かぶ牢獄だって」
「……そんなこと、言ってないわ」
「言ったんだ。それで俺はそこから抜け出すべきだって。だから君の言う通りにあの世界を抜けだしてここにきた。君の言うとおり、あの世界は間違いでこっちが俺の求めた場所だ」
シュタインが見た私は何を言ったのだろうか。
もちろん現実のマリーがシュタインにそんなことを言った記憶はない。シュタインは殻を破り捨てたかったのだろうか。死武専教師や最強の職人という肩書を捨てて、狂気を押さえつけることもなく、ありのままで。その枷になっていたのが癒しの波長をもつマリーだった。だからシュタインはこの世界でマリーを消した。
「なのに、君は俺を連れ戻すの?出口は一つだった。そしてメデューサへとたどり着いた。この研究所は俺が望んで作りだした。それを君は否定するの?俺を否定するの?」
「……それ、は」
生徒の質問になんて応えを返せばいいのか分からない……そんな気分だった。じわじわと汗が流れ落ちる。 喉が渇いて、声がかすれる。覇気のない声で詰まってしまう。
違う。そうではないのだ。否定したいわけではないのだ。この世界でも現実世界でもシュタインはシュタインなのだから、否定したいわけじゃない。ありのままで良いから戻ってきて欲しいだけなのだ。
なんて言えば伝わるのだろうか。不利な状況からどうやって話す。 帰ろうとか、みんな待ってるとか、そんな言葉は駄目だ。彼の心を捕らえなかった。だから――
「あなたはずっと自分の狂気と戦ってきた。だからこんなことで負けないわ。私は信じてる。私はシュタインを信じる」
――理解させようとか説得しようとか、そんな考えは捨てた。我ながら在り来たりな台詞だと思うが、本心だ。
批難するかのようなシュタインの表情が緩む。生徒の頑固な主張に降参したかのように、『やれやれ』と首を振る。 しかし、成長する生徒を見守る教師の顔は正気に戻った合図ではなくて、ただ彼の異常さを際立たせるだけだった。 心の底から発せられた楽しそうな笑い声が響く。
「あはは……あははは!やっぱり君は何も分かっていない!そんな言葉だけじゃ無意味だ!」
「シュタイン!見失っちゃ駄目!自分自身を信じて!」
「俺の何を信じろって?大丈夫、俺は俺のことをちゃんと信じている」
「っ、シュタイン!」
「あー……五月蠅いなぁ……。あぁそーだ。君には規則に従って罰を与えないと。どのみちずっと俺の実験に付き合ってもらうわけだけど、ちゃんと規律は守らないと先輩に怒られるし」
「スピリットさんは……どこなの?」
「ワンワン五月蠅いからバラしておいたよ」
特定の動物を表す擬音を使うシュタインの不可解な表現は理解できないが、スピリットはもうこの世界にはいないのだろう。 邪魔だったから消された。それ以上のことは分からない。
シュタインがサイドテーブルにあったメスを手にする。罪を犯したつもりもないし、罪状だって分からないが、シュタインの世界の規律で罰せられようとしている。
まさに解剖前のカエルやネズミのような気分で、マリーはシュタインを見た。楽しそうに笑うシュタインは躊躇することなく、乳房の上にメスをあてる。洋服越しでも全身が硬直した。
「ここって、切り取っても自然に再生すると思う?」
「……!」
「するわけないよね。俺が手術すれば戻るとおもうけど。……安心して。君が大人しくしてくれればそんなことしないから」
肌に傷がつくかつかないかの微々たる距離で、メスは身体のラインを滑って行く。鎖骨の中心から胸の谷間を通り、ブラウスのボタンの根元の糸が切られて、台の上に転がり落ちてきた。ブラウスを切りさいたメスはスカートへ。やたらゆっくりと時間をかけているように思えるのは間違いではない。直接触れているものだから感覚で分かるが、外の空気に触れているのはあくまでも洋服にカバーされていた場所だけで、下着については無事らしい。
足を固定していた金具が外されたが、解放してくれるからではない。
衣服として機能しないスカートがはぎ取られ、頼りない下着姿のままとっさに足を閉じようとしたところで、無駄なことだった。力任せに開かれて、シュタインの身体が割り込んでくる。両足をM字に曲げて、自分でも見たくないような恥ずかしい恰好だ。
懐かしささえ覚えるへらへらしたシュタインの表情は、まるで違っていた。互いの姿を視界に入れているはずなのに、その瞳には何も映し出していない。 目の前にいるマリーを映し出していない。遠く、此処には無いものを見ている。狂気にのまれて何処かに逝ってしまった。
怖い。 じわじわと恐怖が襲ってきた。首を絞められたときよりも、はるかに大きい恐怖。同時に心に広がるのは、無力な自分に対しての絶望。もうシュタインは戻ってこないと、心のどこかで思ってしまった。そんなことはないと言い聞かせようとしても、無理だった。シュタインは戻ってこない。一度感じてしまったどうしようもない恐怖は、一気にマリーを追い詰めていく。
カチャカチャとバックルが外れる音がする。ファスナーを下げる音がする。衣服が擦れる音がする。シュタインが何をしているのか……。顔を上げれば見えるが、決して顔は上げない。見開いた眼で天井をみあげる。駄目だ。見てはいけない。これから起こる事実が間違いであるように。間違いであるように、見てはいけない。見てはいけない。
必死に否定する頭は今まで感じたことがない何かに邪魔されてしまった。他人に触れられたことがない場所に触れる何か。それは布越しではない、一番デリケートな処に。妙な熱を帯びて生温かい感触が擦れ、背筋が凍る。違う違うと否定しても、どうしようもなかった。
ジジジジジジ……
五月蠅い五月蠅い。頭が痛い。
覆いかぶさったシュタインが視界を遮る。マリーを見てない瞳のままマリーに話しかける。あの独特の笑い方で。
「マリーは初めてでしょ?怖い?大丈夫だよ。身体は綺麗なままだから」
何も言えなかった。怖いと、嫌だと、放してと。何も言えなかった。ただ受け入れるしか。
狂気に侵されたシュタインに、これから犯されるのだ。



***


ゆっくりと目を開いた。思考が向こうの世界から追いついていないようで不安定だったが、周りを見渡す。場所と状況と……時間はあれから数秒しか経っていない。
背後にいるのは魂から察するにメデューサだろう。表情を見なくとも満足げに笑っていることも予想できた。反対に、マカはぽかんとした表情でこちらを見ていた。どうやら自我を取り戻したようだ。逆にあのまま怒りにまかせたほうが勝てる見込みはあっただろうに。この状況で鎌使いの少女に出来ることは、もう何も残されていない。
唯一の切り札でもあった癒しの波長が……マリーが使い物にならないのだから。
足元で力なく座り込んでいるマリーを抱き上げた。身体はぴくりとも動かないのに、開いたままの目からは今にも涙が流れてきそうな、そんな気がした。まるで糸の切れた操り人形。
現実を映し出さない瞳は何を見ているのだろうか。あの精神世界で、苦痛や恥辱、恐怖に快楽。何度も犯されて。果たして戻って来た彼女は壊れずにいられるだろうか。俺を見て、まだ笑顔で受け入れることが出来るだろうか。
「……解体するよりも、楽しみだ」

ジジジジジジ……
心地良いノイズが聞こえる。
【リクエスト 狂気シュタ×マリー/廻る廻る音の転換/シュタインとマリー】