(いつかちゃんと書いてみたいネタ.01 梓とマリー)
あれって凄いのよ。雨が急に降ってきて、傘持ってなかったからずぶ濡れになるかと思ったけど、
中に入れてくれたからそこまで濡れないですんだの。
この前も砂漠から死武専に戻るまで入れてくれてね、ちょっと暑かったけど紫外線はばっちりカット。
おかげで日焼けもしなかったし。でも、一番助かるのはやっぱり寒いときかしら。
冷たい風も少しなら遮断できるし、それに意外にあいつ体温高くて温かいから便利なのよ。
つまりは、一緒にいると便利な奴ってこと。
雨、風、紫外線も防げるし、背が高いから何かあっても背後に隠れることだって出来るし――と、語る先輩。
そして最後に『ね?白衣着用のシュタインって凄いと思わない?』と笑顔で付け足した。
「ね?って言われましても。シュタインさんの白衣に入れてもらえるのはマリー先輩ぐらいだと思いますけど」
「あぁ……身長が高い人は無理だもんね。梓ならぎりぎりセーフじゃない?」
いやいや、身長の問題ではなくて。あなた以外に、誰が気軽に奴の懐に飛び込むというのですか。
私は死んでも御免ですから。
いつかシュタインVS梓でマリー争奪戦でもしてもらおう。