(いつかちゃんと書いてみたいネタ.便乗編1 シュタインとマリー やややらしーので注意)

なにも大量にアルコールを摂取したわけでもない。酔っているわけでもない。 それでも気分はいつもより良くて、上昇気味のテンションで頭のネジを廻す。 バラしたい。解体したい。きっといつもよりも綺麗にバラせるはずだ。きっといつもよりも楽しいはずだ。 天然記念物の動物でも、お馴染みのカエルでも、とにかく生暖かい感触に浸りたいと。 そのはずが……なぜかシュタインが来たのは、小さな寝息が聞こえる部屋で。 ベッドの上で枕を抱きかかえているのはパートナーのマリーで。
マリーは寝起きが悪いのだ。普段は早めに起きて、朝食時には脳を覚醒させているようだが、 直に起こすのは相当な労力と時間が必要になる。不審者が侵入してきても気づかないで襲われそうだ。 その不審者になっているのが今のシュタインのわけだが。 そして不審者は何をしているのかと言えば、幸せそうに眠っているマリーを解剖……するわけにはいかないので、 じっくりと診察させてもらうところだった。とてもとても優しく、パジャマを脱がせながら。
「マリー、起きてる?」
「……ん」
「診察するからね」
「……んー」
これは同意していると思っても良いだろう。 全てボタンを外し終わったシュタインは、遠慮なく診察を開始した。
暗闇で薄く光る肌にゆっくりと舌を這わせる。頬から首に、そして鎖骨をなぞって胸の谷間まで。 就寝時なので下着を着けていないマリーの胸は、すでに見慣れた……なんて言っては、確実にぶん殴られる だろうけども……初めて見るわけではないが、今日はやけに新鮮だった。 恥ずかしがって隠す傾向にあるマリーが、オープンに晒しているせいだろう。 おかげで無理に押さえつけることもなく、時間を掛けて解きほぐすこともなく、やわらかい感触を楽しめる。 ただ物足りない部分としては、吸い付くたびに身体を震わせながらも、無理に強がるマリーが見れないところだろうか。 あれはあれで小動物を苛めているようで楽しいし、喘ぐ声がまたシュタインを疼かせるので、やはり少しは抵抗して くれたほうがいいかもしれない。もっと言えば本気で拒絶してくれたときのほうが、色々できるので大歓迎でもあるが ……などと、勝手なことを思っていても、マリーは未だに覚醒しない。 どころか、いつ瞼が下りてもおかしくない状況のまま……と言うか、このまま寝てしまいそうだ。 この子、大丈夫だろか……?さすがにここまで重症なのは、問題だ。そこで膨らみの頂点に軽く歯を立てた。
「ん……あっ」
反応あり。無意識のようだが、マリーの小さな声が上がった。それでもまだまだ起きる様子はないのだが、 どうやら刺激が足りなかったようだ。可愛く愛撫するだけでは起きない。普段のメリハリを効かせた行為の影響か、 マリーの神経が図太いのか、それは分からないが、実験してみる価値は十分にある。 どこまでやればマリーの目覚めの要因になりうるのか。 予想ではマリーの意識がはっきりた瞬間、状況に驚いたり、怒りをぶつける暇もなく、快楽に支配されるだろう。
シュタインの手はマリーの太股を撫でる。面倒なので、ズボンは破ってしまいたいところだが、後で怒られるので脱がせる。 そのために、ふらふらと揺れたまま座っているマリーを寝かせようと、細い腰を引き寄せたのだが……予期せぬ出来事が。
ごん!!! 不安定だったマリーの頭が後ろの壁に激突した。とたんに――
「っ!!!痛ったーーーーーーーーい!なに!?なんなの!?すごい痛いんだけど!?」
――思わぬことでマリー覚醒。 頭を押さえて痛みからくる涙を流すが、シュタインの存在に気づき、更に目を見開く。
「び、びっくりしたー……シュタイン?どうしたの?ここはあなたの部屋じゃないわよ?」
「……ねぇ、ちょっと相手してくれない?中途半端で終わらせるものじゃないでしょ?」
「なにが……ってぇ、な!なんで私こんな格好!?つーか、見るなぁ!あわわ、痛っ!やめ、引っ張らないで、脱げる!脱げるから! 寝ぼけるのもいい加減にしてよ!」
「マリーにだけは、その台詞言われたくないなぁ」
今度こそ腰を引き寄せてベッドへ倒したマリーのズボンを引っ張る。先ほどまでとは打って変わった状況には やや興醒めしたところはあったが、必死に抵抗してくるマリーを見て、シュタインのやる気度は上がるわけだ。
うん。やっぱりこのほうがいいかもしれない。
へらへらした笑顔を浮かべ、さっそくシュタインは、暴れるマリーの手を縛る準備に入るのだった。

自家発電に便乗させていただきました。いいぞ!シュタイン、もっとやれ!