(いつかちゃんと書いてみたいネタ.便乗編03 シュタインとマリー)
一瞬何かの見間違いかとも思ったが、目の前を気にせずに通過して行ったマリーは確かに間違いではなく。
お風呂上りで冷蔵庫の前に直行し、買いだめしてあるビールを片手に戻ってきたと思えば、隣に座って
普通にテレビを見ている。
これは……さすがにツッコまなければならない。
「……マリーちゃん。ちょっとレベル上げすぎじゃない?」
「試しに買ってみたの。可愛い?」
購入するのはお好きにどうぞ。しかし、ここでお披露目するのは控えるべきかと。
透けてますけども。見えてますけども。やや素肌が。
かと言って視線を外すことなく、凝視している自分も相当な奴だと自覚はしている。
マリーが着ているのはネグリジェよりも、更に魅せるベビードール。もちそんシュタインがこの名称を知るはずもないが、
ただ着ている膝上丈のワンピースは透けており、ヘソの下の下着が薄っすらと見えているのは確認できた。
可愛いと聞かれれば可愛いのかもしれないが――
「どぉ?ちょーっと興奮しちゃう?」
――にやりと笑いビールを飲むマリー。
よく何を考えているのか分からないと他人から言われるが、マリーに比べたら俺の脳も一般人レベルだ。
これは大胆すぎだと思うけど、着せたかった。